ヘッドフォンで映画鑑賞「シアターギルド」体験感想 実験的な新しい映画鑑賞のかたち

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代官山にヘッドフォンを着用して映画を観る「シアターギルド」という劇場が誕生しました。
6月にオープンしたばかりのシアターギルドに映画を観に行ってみたので感想を書いていきたいと思います!

チケットの購入

シアターギルドで映画を鑑賞する際は、事前の会員登録が必要になっています。僕はシアターギルド自体の会員登録をしたのが一年以上前?とかだったのですが、しばらく音沙汰なく、コロナ禍で中止になってしまったのかなーなんて漠然と思っていました。

なんですが、今年の5月になってオープンする連絡が突如入り、速攻でチケットを購入して行ってきました!映画によって料金は変わるようですが、基本料金は2500円でした。映画館で鑑賞するよりは料金は少し高めに設定されています。

購入はクレジットカードで購入し、入場する際はスタッフに名前を申告すれば入ることができます。

名前申告の入場ってよく考えるとアナログですごいなと思いますが、それを可能にしているのも「鑑賞人数10人」という少人数での設定だからですね。

チケットの購入は1枚しか選択できないようになっていて、友人と行く場合はバラバラでチケットを購入する必要があるので注意しておきたいですね。

場所は代官山駅から歩いて5分ほどの場所にありました。周辺にはオシャレなアパレルショップや飲食店があり、鑑賞後もデート等に最適な場所にあります。

会員登録・チケットの購入はこちらの公式HPからできます。

シアターギルドの雰囲気

入り口で検温と消毒を終えると、靴をフロントで脱いでから室内に入ります。室内に入ると、バーカウンターとヘッドフォンが並べてあるデスクがあり、すそこを抜けるとすぐに鑑賞スペースでした。スタッフからシアターギルド専用のヘッドフォンを受け取り、席は完全自由席です。

シアターギルドの入口。開場時間になると扉が開きます。

鑑賞スペースには良質なソファと椅子が並べてあり、どこで見るにも良さそうなので座る場所をどうしようか迷いました(笑)

結局僕は大きいソファに寝っ転がるように見ることにしたので、シアターギルドのコンセプトでもある「家のリビングのようにくつろいで観る」ができたと思います。
室内の内装も落ち着いた感じで、すぐにリラックスできました。

ヘッドフォン鑑賞

シアターギルドの最大の特徴は「ヘッドフォン鑑賞」です。目の前の大きなLEDスクリーンを鑑賞者全員で観ながら音声はワイヤレスのシアターギルド独自のヘッドフォンを使って聞きます。

縦3メートル×横5メートルの4K LEDスクリーン。水を貰えるのも嬉しいサービス。

映画をヘッドフォンで聞くことは家でさえしないので新鮮な感覚でした。音量を自分で調節できるので映画の音がすぐそばで聞こえてくるようで臨場感がありますね。
ただ、普段ヘッドフォンをしないため、後半の方で耳が痛くなったので、要注意です。(笑)

上映後のトークショー

今回僕は「メランコリック」という日本の映画を鑑賞していて、完全に知らなかったのですが、上映後にメランコリックの田中監督と主演の皆川さんが登場し、突如トークショーが始まりました。

10人の観客のためにわざわざ足を運んでくれたと思うとすごいですよね・・!

このトークショーもヘッドフォンで聞くか外して耳で聞くか選択できました。途中で全員ヘッドフォンを外して普通に聞いてましたが(笑)

そして何よりこのトークショーがすごく良かった!

ミニシアターでのトークショーをする場合でも何十人もいる観客と監督・演者が向き合うわけで結構緊張感があったり、気軽に質問できるような状況じゃないと思います。

ですが、シアターギルドのトークショーの観客は自分含めて10人だしソファでくつろぐように見ていて気持ちがリラックスしていたのもあり、色々な人が作品に対して質問をしていて見たことないくらいのアットホームな状態でのトークショーでした。

会話のキャッチボールをしながらのトークショーは物凄く良いと思ったし、製作者の声を生で聴ける貴重な体験だなと思いました。

実はシアターギルドの一番魅力的なところはトークショーのアットホームさなのかもしれません!!

気になった点

今後、1回の上映で上限10人というのが今後どうなっていくのかとても気になりますね。

本来は40人は入れるようなのですが、今後シアターギルドのファンが増えたらチケットの争奪戦が起こるのではないかと今からとても怖いです。それに、40人になるとそれはそれでトークショーの緊張感は他のミニシアター同様どうしても生まれてしまいますしね。。

また、一番気になったのはシアターギルドのスタッフさんが割と近いところで鑑賞スペースの真後ろにずらっと並んでいるので映画が始まるまでは少し気になりました。
カーテンが一枚あるとか、何か目隠し的なものがあるとさらに映画に没入できるのかな、と思ったりもしました。

トイレはシアターギルド内にはなく、建物の一つ上の階か、下の階にありました。トイレは入室前から済ましてから行くのが良いと思います。(笑)

まとめ

ヘッドフォン鑑賞+リビングのように鑑賞するという、今までにない非常に新しい映画体験をした気がしました。
トークショーのことしかり、シアターギルドに来れば、ここにしかできない映画体験ができると思います。

また、劇場側の予算の都合などもあるのかもしれまんが、臨場感を楽しめる劇場でもあると思うので音楽をメインにした作品、ハリウッドのIMAX作品のような、良質な音を楽しめる作品が上映されれば、シアターギルドとも相性が良いのでは、とも思うので是非「ボヘミアン・ラプソディ」とか王道の映画もシアターギルドで観てみたいですね。

これからも注目して通いたい映画館の一つになりました。

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