「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」 中国2000年の歴史を感じさせる大感動。キングダムにも登場する始皇帝の遺した奇妙な遺跡

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ずっと行きたかった上野の森美術館で11/22から開催されている「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」にやっと行ってまいりました!

なんで兵馬俑?かと言うと、僕自身学生時代から中国の歴史にとても興味を持っていて、初めて行った海外旅行が中国でした。その際にも「万里の長城」に行くほどでしたが、西安にある「兵馬俑博物館」も当時から猛烈に見に行きたかった世界遺産の1つでした。その切望した兵馬俑が日本にくるということで、絶対に今回行きたいと思っていました。

また、大好きなマンガ「キングダム」が舞台の時代とも完全に重なる展示内容なので、キングダムも相まって兵馬俑展に興味がある理由でした。
けど、ずっと憧れていた兵馬俑でしたが、恥ずかしながら「俑」とはそもそも何なのかをあまり知りませんでした。

「俑」とは、人や動物の姿を写しとった像で、故人の死後の生活のため地下世界に収められたものを指すようです。なので、兵俑を始め、騎馬俑、馬俑、家畜俑というものも存在しました。兵馬俑は1つの形だけでは無いということですね。この辺りも大変勉強になりました。

今回の展示では、半分程度のエリアで写真撮影OKという珍しいタイプで、特にメインの兵馬俑は写真が撮り放題だったので写真も載せつつ、感想を書いていきたいと思います。

ちなみに、上野の展示会の期間は2023年の2/5までなので、興味のある方はお早めにどうぞ!

チケット情報

まずはチケットの料金情報からです。

一般:2,100円
学生:1,300円
小中学生:900円

当日券もありましたが、30分ごとの枠で区切られているので事前にネット予約してから行くのが良いと思いました。購入後も2回までなら予約時間枠を変えられるそうなので、そこも安心ですね。

購入時は電車で向かいながら30分前くらいに予約チケットを購入しました。土日含めて予約サイトを常にチェックしていたのですが、満席担っているのは見たことがないので、直前の予約でも問題なさそうでした。

混雑具合

今回は平日15時の回で行ったのですが、意外とお客さんいるな〜という感覚でした。
人が多くて展示物や展示されている説明文をゆっくり見れない、というのが人気な展覧会でよくある光景ですが、さすがにそこまでの混雑具合ではなかったです。

お客さんはそこそこいるけど、割とマイペースに周れた印象です。
こういう展示はゆっくり見て読んで、自分のペースで周りたいですよね〜。会場もそんなに広くないので、早足で周ればトータル30分〜1時間ほどで終われちゃいそうです。

エリアの詳細

展示会のエリア詳細ですが、上野の森美術館では、全体で2フロアで展示がされていました。ゲートを通るとまずは音声ガイダンスの販売コーナーがありました。こちらは600円で借りることができます。
このガイダンス、借りずに周ったのですが、結構借りてるお客さんを見かけて、借りれば良かったな〜とちょっと後悔。。

音声ガイダンスのコーナーを通るとすぐに2階へと案内されます。
各エリアの詳細は以下のような感じでした。

・2階 秦の時代
まずは、展示会自体の目的説明と秦の成り立ち、なぜ始皇帝は兵馬俑を作ったのかという簡単な説明書きがありました。
当時の俑や武器、道具、建築に使われた素材、貴重な容器などを見ることができます。

・2階 漢の時代
秦のエリアを抜けるとすぐに漢の時代の展示エリアです。そのエリアも大変興味深く、兵俑や馬俑、騎馬俑などがあります。
秦のエリアの後にすぐに漢エリアが来るので、その差がはっきりと分かるところも良かったです。

さらに、牛や豚、羊の家畜俑というのも見れて、これもかなり面白かったです。秦のエリアと同じく当時の食器や容器、漢時代の実際の貨幣までありました。兵馬俑だけかと思っていたら、思わぬ貴重な物が見れて良かったです。

・1階 秦の時代 兵馬俑とご対面
2階の漢の展示が終わると、1階に降りて再び秦の時代の展示がありました。そして、この1階のエリアこそ、今回の展示会のメインエリアです!しかも1階の展示は全て写真OKという嬉しすぎるサービス!

1階に降りるとまずは、銅車馬の展示から始まり、マンガ「キングダム」との関わりを紹介するコーナーもありました。秦王嬴政や主人公李信、蒙恬などの主要キャラクターの紹介もあり、胸熱です!!
そのエリアを抜けると、遂に今回のお目当て、実物の兵俑とのご対面。等身大の武士俑が8体(戦服将軍俑、鎧甲騎馬俑、立射武士俑など)と戦車馬1体がありました。
最後は兵俑のプロジェクションマッピングという、なんともシュールな展示がありました。

・グッズ売り場
メインの兵馬俑エリアが終わると出口付近にグッズ売り場が出てきます。恒例のポストカードやクリアファイル、そして兵馬俑の置物や兵馬俑ボードゲームまであり、見ているだけで楽しかったです。
兵馬俑ボードゲームがかなり気になった!!(笑)
グッズは、今回の展示期間だけの販売のようで、こちらも貴重です。

展示会の様子を写真とともに

さて、展示会で撮影OKだったので、パシャパシャと写真をたくさん撮ってきました。
最後にその一部をご紹介します〜

銅車馬の副製品 正面から
銅車馬の副製品 横から

実寸サイズの半分のサイズで作られているらしい。兵士が乗る場所も精巧に作られていて至近距離からみることができます!キングダム1巻で、昌文君が最初に信と漂を見つけた時に乗っていた乗り物の可能性が高いそうです。アツい。

キングダムとのコラボ展示エリア
主人公・李信の説明。他のキャラの説明も。

キングダムファンとしては、史実と照らし合わせた考察がめっちゃ見ものでした。
こういうのがずっと見たかった〜!

メインエリアで並ぶ8体の兵俑たち
跪射武士俑

間近で見ると、本当に1体ずつ人間の顔が違い、こんな人物たちが2000年前に実在したのか!と興奮しました。1体ずつじっくりと見比べてみると、本当に面白いです。

本展示の超メイン・戦服将軍俑

そして、今回の展示最大のメインである、「戦服将軍俑」です!よく分からない名前ですが、要は将軍の兵俑らしいですね。
将軍の俑は今まで11体しか見つかっておらずその1体が目の前に!この兵俑が僕的にも今回、一番感動した展示品でした。
明らかに他の一般兵士とサイズ感がひと回り違いました。体のサイズが大きいので、その分、圧とオーラが段違いでした。武功を挙げた将軍の実力を肌で感じさせる恰幅の良さでした。

こんなデカい将軍が馬に乗って剣か矛を振り回していたら、速攻殺されるなと思ってしまいました(笑)この兵俑のモデルになった人物も、キングダムに出てくる超強い将軍たちのように、戦乱の中で活躍したのでしょうか。そんな壮大なイメージが勝手に膨れあがるほどの、圧倒的な存在感でした。実際、この俑は196センチなので、マジでデカイです!

複製された兵俑×プロジェクションマッピング

古代中国の俑と現代技術が組み合わさった、感動的な展示品。
・・・めっちゃシュール。このプロジェクションマッピングだけは動画撮影が可でした。

複製された兵俑が数多く並ぶ最後の展示品。実物の半分サイズ。

最後の出口付近で複製された兵俑たちがズラリと並んでいます。こちらは最後の記念写真スポットです。

グッズコーナー

沢山のグッズがあり、見ているだけで楽しいです。先述したように、展示期間しか購入できないようです。

まとめ

いや〜行けて本当に良かった!憧れ続けた兵馬俑を見ることができて、感無量でした。壮大な中国の古代歴史ロマンに想いを馳せてしまうこと必至です。
実物の兵馬俑の質感や顔の凹凸は先ほどの写真では分からないし、是非実際に行って自身の目で見て欲しいと思います。

今回の展示では、2000年以上前の歴史が確かに存在したんだと、改めて肌で感じさせてくれる内容でした。サイズ感含め実際に見に行くことをオススメします!

本国の「兵馬俑博物館」は、中国の西安にありめちゃくちゃ遠いので、2100円で見れるのは最高でした!
生きているうちに、いつか8000体の兵馬俑を拝みに行きたい!!

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